図1　HSA Foundationのメンバー企業

HSA（Heterogeneous System Architecture）Foundationは、CPUとGPUやDSPなど異なるプロセッサを集積するSoCを�~単に設��するために作られた。SoCあるいはシステムLSIが最�Z�\えてきたことへの�官�である。��にスマートフォンやタブレットなどのモバイル端��の心臓�陲箸覆襯▲廛螢院璽轡腑鵐廛蹈札奪機�APU）や、高集積のSoCには、�U御��CPU（例えばCortex-A7）と演�Q��CPU（Cortex-A9）、グラフィックス演�QにはGPU（グラフィックスプロセッサ）が搭載されるようになってきた。��にQualcommやSamsung、nVidia、AppleなどのAPUプロセッサには異�|のプロセッサコアが集積されている。最�Z発表されたAppleの新型スマホiPhone 5Sには、マルチコアGPUを集積した64ビットアプリケーションプロセッサA7が搭載されていた。プロセッサの歴史でいえば、シングルコアのプロセッサからマルチコアのプロセッサへとやってきて、今ヘテロプロセッサコアの時代に入ってきたと言える（図2）。

図2　ヘテロプロセッサコアを�H数集積したシステムLSIの時代に入った
出�Z：HSA Foundation

こういったプロセッサには、メモリへのアクセスの広いバンド幅の高�]性�Δ�求められ、さらにより�]い開発期間、より低い消�J電��も要求される。このためHSA Foundationでは、次の項�`について定�Iしている；

1)��てのプロセッサへのアドレッシングを統�k
2)ページ形式のシステムメモリで動作
3)完��なメモリコヒーレンシを実現
4)ユーザモードのディスパッチ
5)構�]化されたキューイング言語
6)GPUプロセッサの高位言語サポート
7)プリエンプションとコンテキストスイッチ

HSA Foundationは、これらを�rり込んだオープンなプラットフォームを作ろうという組�Eである。ここで入�}できるのは、プログラマー��のリファレンスマニュアルと、システムアーキテクチャ仕様、ランタイムライブラリ。さらにロイヤルティフリーのIPと仕様書、APIも�}に入る。この団��に参加するのは、ハードウエア企業に加え、OSメーカー、ツールメーカーやミドルウエアメーカーなど。

加えて、HSA Foundationはメモリモデルも提供する。マルチプロセッサのすべてのスレッド間における順�Mの可��化を定�Iする。C++11とJava、.NETのメモリモデルと互換性があるように設��される。また並�`演�Q性�γ�のメモリモデルともほぼ�k致している。

HSAアーキテクチャはOpenCL�Y��仕様に向けて最適化されたプラットフォームであるが、OpenCLに代わるものではない。HSA�屬�OpenCLを使えば次のようなメリットを�pけられる；

1)無�Gなコピーを�cけられる
2)低レイテンシーのディスパッチ
3)改良されたメモリモデル
4)CPUとGPUの間で共�~されるポインター

OpenCL 2.0はHSAアーキテクチャとかなり�D合性がとれており、OpenCLの策定団��であるKhronosのメンバーになっている企業もHSAには�Hい。

基本構成要素であるプリミティブな並�`処理ライブラリ「BOLT」は、OpenCLで動かすことができる。GPUコンピューティングの消�J電��を下げるのに�~効で、CPUとGPUの唯�kのソースコードの基本となる。

図3　高性�Δ任皀魁璽匹��]い　出�Z:HSA Foundation

プログラミングは�~単だという。��来なら、性�Δ��屬欧茲Δ箸垢襪函▲魁璽匹旅埒瑤盪\えていくが、このプログラミング�}法は性�Δ魄欸eしながらコード行数を��らすことができる（図3）。OpenCL Cコードと比べると、行数は1/4〜1/5と少なく、OpenCL C++と比べても1/2.5、並�`GPU処理向けのC++ AMPと比べても1/2ですむ。HSA FoundationプレジデントのPhil Rogers��は、「アクセラレータのプログラミングを�~単にできるというメリットが�jきく、並�`GPUプロセッサから、スマホ��のAPU、スーパーコンピュータのHPC（High Performance Computing）の分野にも使える�\術だ」と述べる。

このFoundationには日本メーカーが極めて少なく、図1の中にはソニーと、IPベンダーのDMPしか見当たらない。日本からの参加も期待している。